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お花が届く

週1回ここに花束が届きます。何の花が届くかは届くまで分かりません。選べないんです。自らお店へ出歩けないので仕方ありません。施設に入る以前は近所の花屋を覗くのが好きでよく足を止めたものです。市販の花でなくとも我が家の庭に咲く花を数本きり取り好...
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叶わぬ恋

その人に会ったのは彼の研究室であった。 なんでも友達の妹さんが通っている針の先生に仕事を頼まれたから手伝ってくれないかと私を誘ったのである。友達の妹さん(Uさん)と2人で先生の研究室で待っていると颯爽と白衣をなびかせて風をまとってその人は入...
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あの人に逢いたい

あの世へ旅立つ前に逢っておきたい人はいますか? 不思議な事に私にはいません。会って別れるのは極当たり前で自然な事ですから、いつも別れはすっきりしていました。別れたくて別れたのですから。でももし逢えたら逢って思い出話をしてみたい。どんな思い出...
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可愛くないボケ

以前に「ボケは可愛い」と書きましたが、やはり認知症の方々と同じフロア―で生活していると「可愛いどころではないんだ」と思うようになりました。あるお年寄り車椅子でどこにでも移動します。「危ないから」などと注意しても無駄。聞く耳を持たないのです。...
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体力

一人の人生はその人の体力に見合っている。生まれてすぐに病に襲われ若いうちにあの世へ旅立たれる方もおられる。若い頃事故で障碍者になる方もいる。それでも健康を保持し長生きされる方もおられる。それぞれの人生を左右するのは健康年齢のような気がしてい...
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優しい手

施設生活を余儀なくされて早5年目になる。認知症患者の多いここ特養では私は若いほうだし頭もクリア。在宅でも生活しようと思えばできるのだが自ら施設に入っているのは介護を身内にではなく他人に頼まなければならないから。食事の介助は不要だが入浴には介...
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捨てること

今までに多くの物を捨ててきました。まずある「断捨離」を思い出します。まだ足腰がしっかりしていた頃のこと、ある夏の暑い日のことでした。思い立って計画も立てずに溜まった物(食器、靴類、衣服、書籍類等)片端から捨てたくなりました。まず衣服。その頃...
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「そとでる」

このような名前のボランティア団体があると友達が教えてくれた。会員になると、行きたい所へ連れて行ってくれるそうで買い物、食事、展覧会、音楽会、公園散歩等、希望の場所に車椅子でも同行してくれるそう。まだ試していないので何とも言えないが、自分もこ...
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アロマセラピー

以前我が家で使用していたアロマオイルを思い出し無償に使いたくなりました。ここ殺風景な施設では気晴らしに自由に庭に出て美味しい空気を吸うこと等が出来ません。例えば我が家の庭ではローズマリーの枝をを触ってその香りを嗅ぐことができました。ラベンダ...
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お日様

健康的な生活しようと思うなら日光浴は出来るだけ実行して欲しい。特に高齢者は一旦施設に入ると通院、勉強会以外には自由には外出はできなくなります。そう決められている訳ではないのですが、介護員の数が少ないのでそれが出来ないのが実情です。でも考えて...