祖師谷の駅の北側に1本の大きな桐の大木が聳えているのを知っている方は少ないと思います。ある日ふいに甘い良い匂いが鼻をくすぐったのです。香りのする方向へ顔を向けるとありました!大きな10メートルほどの桐の大木に紫色の花が沢山咲いているのを目にしました。懐かしい樹です。昔は大きなお屋敷の庭にありましたが、広いお屋敷もご時世で分割され大木は邪魔とされ次々と抜かれ廃棄されてゆきました。今では大きなマンションが立ち大木はどこかに行ってしまいました。土地のシンボルとなりそうな大樹はどこか公園などに移築されてしまったのでしょうか。町並みも家並みも時代とともに変わってゆく。今は賑やかな駅前広場で砧の住民を見守ってくれている1っ本の桐の花盛りの一コマを目に焼き付けました。
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