ミントも我が家の庭土との相性が良くふさふさと育ちました。生えすぎて庭が煩くなり仕舞にはかなりの株を切り捨てることになりました。広い庭ならともかく他の花も植わっているのでバランスも考えなけれなりません。泣く泣く処分しました。ミントの葉数枚とレモングラスの葉数本等をガラスのティーポットに入れてお湯を注ぎます。暫くそのままに蒸らしておくと良い香りが醸しだされてきます。ハーブの緑がポット一杯に満たされます。氷を入れて冷やします。薄切りレモンを浮かせれば夏のアイスティーの出来上がり。木漏れ日を眺めながらのティータイムは懐かしい夏の思い出です。どこからか蝶も飛んできます。
サフランも大切にしていました。梅雨が明けると同時にある店に電話を入れます。「サフランはありますか?」「入荷有ります」と確かめると自転車で早速店に行き球根約10個を求めます。それを居間の出窓に並べ土には植えず水やりもせず夏の間はそのままに日光浴。九月になると咲き始め、次々に花が開きます。花弁は1日で終わります。花びらが萎れる前にオレンジ色の雄蕊を採取し(サフラン摘み)キッチンペーパーに置きしばらく乾かし小瓶に入れて保存。これをタイ米と一緒に炊き込むとサフランライスになり香ばしく美味。部屋中が香ります。ブイヤベースの香りづけにもなります。冷凍も出来るので暫くは楽しめます。この花は若くして亡くなった母が愛していた花です。この球根をここでは購入出来ないので思い出で楽しんでいます。
バジルは夏の食卓には欠かせなかった。梅雨明け頃に苗を買いプランターに植え替え夏の太陽に育ててもらいます。地中海の太陽に合う植物。太陽が熱いほど育ちは良かったようです。毎朝虫がついていないかを見て回るのはドキドキでした。虫(芋虫)がつくと素手で取らねばならないのが嫌でしたから。「殺生」は避けたかったから。泣く泣く虫を取り地下に埋めました。サラダを作り熟れたトマトとモッツァレラを盛りバジルをあしらうと私の1押しのサラダが出来ました。夏の自慢の1品です。
月桂樹の樹が1本植わっています。小さな木でしたが年を経るにつれて年々大きくなりました。今では2メートル位の丈になっています。春には小さな花が咲きました。夏にその葉は硬くなり大きくなりました。その葉を乾かしてスープの香り付けにしたりポークを茹でたりするときその葉と一緒に茹でると豚肉の臭み取りに効果がありました。ロールキャベツの煮込みにも使いました。
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