一人の人生はその人の体力に見合っている。生まれてすぐに病に襲われ若いうちにあの世へ旅立たれる方もおられる。若い頃事故で障碍者になる方もいる。それでも健康を保持し長生きされる方もおられる。それぞれの人生を左右するのは健康年齢のような気がしている。自分は80近いが、これ以上長生きしたいとは思わない。身体年齢が若いままなら生きるのは楽しいものになるだろう。行動範囲が狭まることもないだろう。しかし年取ると出来なくなることが増える。自分の体力が失われてゆくのは辛い。気持ちも萎縮してゆく。若死は与えられた可能性を開くことが出来ずに死ぬことだからただ惜しいというしかない。臓器(生物)も年齢があるからいつかはポンコツになる。古くなった身体で生き続けるのは楽しくはないだろう。体力の落ちた年寄り達にとって「楽しい」ってどんなこと?それを考えてます。年より相応の体力とは?若者のように早く歩く?体が柔らかい?そのようなことよりも心の満足度を思います。体力には悲しい限界があります。ですが心は無限です。感謝の気持ち、有難い気持ちは総てを包む許しです。憎しみ、対立、反抗は総て空しい。人の世の虚しさを救ってくれるのお互いの許し・思いやりではないかしら?
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