鎌倉時代から南北朝時代にかけて活躍した随筆家・吉田兼好(兼好法師)も、『徒然草』のなかで、「たゞ言ふ言葉も、口をしうこそなりもてゆくなれ(近頃は、話し言葉もだんだん残念なものになっている)」と述べています。テレビを見ていても、聞きなれない言葉が良く出てくるので、ネットを頼りに調べてみることにします。少量ですが・・・
「オシャンティー」=お洒落でカッコイイ
「リア充」SNSやネット上ではなく現実(リアル)の人間関係で充実している様。
「エモい」感情的な、そう「ヤバい」です。ヤバいもうれしいときも悲しいときも使えます。「エモい」も「ヤバい」も、感情の中身や種類というよりは、「揺れ方」「震え方」を示しているからです。その振幅が深かったときに発動する言葉です。「Emo」は1980年代のアメリカで生まれ、1990~2000年代に広がった音楽の1ジャンル。哀調を帯びた旋律と心情を吐露するような歌詞が特徴で、「emotional hardcore(エモーショナルハードコア)」という意味で「emocore(エモコア)」と呼ばれ、さらに省略されて「Emo」という呼称になったそう。音楽業界では1980年代から「エモい」という表現が使われていました。美しさ・映画や音楽・季節・懐かしさ・レトロさ・切なさ・青春に・押しにときめいた時に使うよう。
「ディスる」=(disrespect)「ディスる」は、アメリカのラッパーたちが、他のラッパー達を批判や侮辱するために使っていた「dis」が元となっており、日本でも使われるようになりました。「ディスる」は否定的な意味で使われます。
「イキる」=偉ぶって調子よく載っている様。「粋がる」ネガティブな意味で使われるのが多い。
「厳しいって」=それは無理だろう。
「危機感持ったほうが良い」=相手に戒めの意味をこめて伝える。事前にリスクを回避できるので悪いことばかりではない。
「ガチ」=「本気で」「真剣に」相撲界、刑事弁護用で「ガチでいく=本格的に全力行動する。「マジ」と比すると本気度が強い。
若い世代のLINEでは、極力短い表現を使って、会話のようにテンポの良いやり取りをしますが、ガラケーのメールに親しんできた年齢層が高めの世代のやりとりは、1回のメッセージで内容を完結させようとしがち。そのため文章が長くなり、さらに絵文字や顔文字、記号、カタカナを多用する傾向があります。このような特徴のメッセージを、若者たちは「おばさん構文」「おじさん構文」と表現しています。
このように沢山の若者スラングがあり、お年寄り達を悩ませています。「面白い」と興味津々となれば刺激にもなり良い効果を期待できますので、時代毎の流行と捉え楽しみたいものです。
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