「貴女の趣味は?」と聞かれることがある。自分の趣味なんて誇れるものはないので、まずは「散歩」と答える。「料理」も「園芸」も「水彩画」も「俳句」も[陶芸」も「組紐」も「音楽・絵画鑑賞」も趣味になりそうです。「なんでも屋」と言えるかも。こういうの「ディレッタント=Dilettante」とフランス語で言うそう。
森羅万象に興味があるから、何でも屋になってしまいます。別にプロになる訳でもないので、あちこちの摘み食いです。何も突き詰めることが無い・避けてしまうので、十分な満足は出来ません。いつも中途半端で「これに手を出さねばよかった。あちらに時間をかけるべきだった」等と後悔するんです。でも何もしないよりはずっと良いと思っています。何もない「退屈」は苦手です。「退屈」の反意語は「好事家であること」なのかもしれませんね。これは生活苦に苛まれたことのない種族だけが出来ること。自分は金持ちでもないし、不労所得があるわけでもない。日々の生活位は出来る位の給料は(大学講師)としてもらっているのでそれで満足しています。綺麗で美しい物、気持ちがあれば十分です。将来のことなど考えて心配したりも苦手です。計画性なんてありません。こんな私に呆れる人は少なくないと思う。家族願望がないのでいつも独り。気楽と言えば気楽。極楽蜻蛉です。イソップに登場する「蟻とキリギリス」のキリギリスです。
コメント