楽しさってどんなこと? 年毎に違うようです。子供の頃、少女時代、青年期、成人、社会人、家庭人、高齢者、後期高齢者、老人等それぞれに「楽しみ」って違う。子供の頃楽しかったことは青年になってからは「なーんだ、今は面白くない」になるし若い頃楽しかったことは年とるとより楽しい思い出になったりと一概には言えない。若く体力もある頃は未知への冒険心、新大陸を発見したかったりと新しい物に憧れました。体力がなくなると憧れの範囲も狭くなるようです。狭い世界に美しい良いものがあることを発見する。等身大の心地よい物、場所を探すようになる。心が落ち着く場所を見つけましたか?見つけた人はラッキーです。探し物が見つかったのですから。見つけた所で空想のおもてなしが出来たらと想像します。話が出来たらそれが1番楽しい。共有した思い出を後年になり話せるのは稀です。そんな思い出は何倍もの楽しみになるのような気がします。特に気心の知れた友達の存在は有難い。小学生の頃からのお友達は共通の少女時代の経験を持っているので年を経た今(80近い)、一層親しさが増しているようです。まさに熟成の年らしい。無邪気に同じ釜の飯を食べた者たちにはお互いの信頼関係があるようです。これって貴重です。信頼出来るか否かはお互い同士間でしか分かりません。信頼できる友と過ごす時間ほど楽しいことはありません。
私がホストになっているZoomがあります。前もって出席者達にURLを送って置きます。週末には出席できる方だけが待合室で待機しています。出席者は小学校時代からの親しい友達。定刻になると全員の顔が画面上に勢揃いします。そのうち皆が話を始め、徐々に話が盛り上がってきます。そうなると後は自然にお喋りが賑やかになります。お互いの元気度が画面から伝わってきます。元気な仲間達を見ると自分も元気になれるようで嬉しいし楽しい。コロナ禍で無我夢中で立ち上げたZoomの楽しさは貴重です。特に我々高齢者達はテレビ電話でもネット上でも良いので是非お友達やご家族の方と画面で互いの表情を見ながら近況を互いに話し合うようにしたいものです。顔と顔を突き合わせての会話は実に楽しい。あやふやな記憶を修正できますし、メリハリのなくなりがちな日々の輪郭も友達と話すことではっきりしてくるようです。
コメント