今年の猛暑日に疲れている私の脳裏には一昔前の空気、景色が懐かしくてたまりません。今日はもう9月最後の日曜日。例年なら(少なくと去年までは)今頃辺りには、そこはかとなく金木犀の香りが漂ってきました。「秋」の香りです。子ども達の中には「トイレの匂い」と勘違いしている子もいるようですが・・・何でも、あるメーカーのトイレの消臭剤に金木犀の香りがあるそうです。又すぐに消えてしまうのですが、これが香っている内は秋のぬくもりを感じていられました。金木犀が終わると冬はすぐ真近です。こんな風に季節を感じ、私達は自然と一体であることに心の安らぎを感じていました。
自然は能登の雨のように、過酷でもあり残酷ですが、人が丁寧に接していれば、これほどまでに牙を剥かなかったはず。我々人間達が、自分たちの身勝手で、山肌の樹々を無暗に伐採することがなければ、今回のような水害は起こらなかったはず。人災であるとも言えます。山国である日本の地形を、綿密に良く研究して丁寧に暮らしていければと思います。
懐かしいと感じられる風景を大切にしてゆきたい。それには「この猛暑日はおかしい」と感じ「これではいけないのでは?」と声を上げることが大事と思います。心の懐かしさを壊さない政治と「穏やかな自然を守ろう」という我々の強い意志が、大切ではないでしょうか?未来の子供達に残したい自然を守るのは我々大人のミッション・仕事です。
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