私は当事者目線でこのブログを書いています。施設暮らしの私に出来る事は施設サイズで物事を見、考えることです。集団生活に基準に置くしかありません。まず私の生活空間です。部屋は10畳未満。狭いと言えば狭いし、そうでもないのかもしれない。もうあまり活動的ではない自分はこの位で十分。お墓よりは広いからね。
ここで必要と思うのは本棚。本棚を置くつもりでしたが、部屋には家具はほとんど置かないようにとのお達し。何か事故があった時、介護員が部屋に速やかに入れるようになんだそう。確かに一人では動けない自分は介護員のお世話にならないと緊急時にはどうしようもない。しかしいつの間にか溜まった本が紙袋に詰められたままベッドの後ろに置かれている。可哀想。目が疲れるからと余り読まなくなったのにいつのまにか本が増えていいる。図書館へは行けないので調べものなんて出来ない。年寄りには本はもう読む必要ないのかも・・・でも歳時記だけは欲しい。それさえ置ける棚がない。なんとか出来ないだろうか?せめてほんの数冊の本を置けるスペースくらいは・・・
施設の部屋ににどうしても必要な物はまずパソコン。身近に置いておきたい物は若い頃の写真。自分で描いた絵。自分で作った刺繍等の手作りの品々。こうした思い出の品々は触っているだけでも気持ちが落ち着く。今たまたま友達とのZoomの背景に昔英国留学時代に描いた絵を貼っている。話のきっかけにもなっているし、若い日の気分も立ち上ってくる。それで気分も良いのだ。ここでは出来るだけ気分良く過ごしたい。これしかないようだ。
もう味わいたくない気持ちって「恨み」「嫉妬」「後悔」「軽蔑」。
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